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未邦訳ゲームブックシリーズ


アドベンチャーゲームブック
「吸血鬼の魔城」
原題「Vault of The Vampire」

キース・マーティン 著
ノスクカジェイ・エベッツ 監訳




表紙イラスト おかな(おかなのしるし)

ハイドリッヒ伯爵の恐怖統治に終止符を。

旧世界のモーリステシアは厳しい自然環境の山岳地帯だ。その一地域モルトヴァニア地方で君は恐るべき光景を目の当たりにする。それは吸血鬼ライナー・ハイドリッヒ伯爵と配下の怪物達に怯えて暮らす村人達の姿だった。村のある老婆は17になったばかりの孫娘が伯爵にさらわれ、その救出を君に懇願する。歴戦の冒険者である君はその願いを聞きいれて、恐るべき魔城ハイドリッヒ城へと単身乗り込むのだが…。
城では驚くべきハイドリッヒの一族と恐ろしい怪物達が待ち受けている。そしてヴァンパイアロード・ハイドリッヒ伯爵との死闘の果てに待ち受けるどんでん返しとは…?

創業者ジャクソン&リビングストンに次いで多くの作品を書き、後期FF最大の功労者でありながら未訳の34巻以降から参入した為に日本ではほぼ無名であったキース・マーティンの初期作がついにそのベールを脱ぐ!

【訳者注】本書は翻訳の際にゲーム内容へアレンジを加えている為、英語原書とは一部展開の異なる部分がある事を御了承下さい。


・ゲーム内容
選択式のアドベンチャーゲームです。番号1番から読み進めて主人公の行動を選択し、指示された項目へ進んで下さい。そうして最終目的を達成すればゲーム終了。最初のうちは敵との戦闘に破れて敗死したり選択を誤って冒険を失敗する事でしょう。その時は再び1番からスタートです。
本書では従来のFFゲームブックのルールに加えて「心霊点」という新しいシステムが追加されています。


・主な登場人物
「君=主人公」
富と名声を求めて旅する冒険者。モルトヴァニアのレヴァーヘルヴン村で、伯爵を倒して誘拐されたナスタシアを救ってくれるよう頼まれる。

「スヴェトラーナ婆さん」
レヴァーヘルヴンの村人。孫娘のナスタシアをハイドリッヒ伯爵にさらわれ、主人公に救出してくれるよう哀願する。

「ナスタシア」
スヴェトラーナの孫娘で17歳になったばかりの所を伯爵にさらわれる。

「森番ヴァルドレッセ」
幽鬼の森を見回る森番の女。

「森番バランドラン」
幽鬼の森に住む森番の男。元冒険者。

「ジークフリート・ハイドリッヒ伯爵」
モルトヴァニアの先代伯爵。領民に慕われる領主だったが謎の失踪を遂げて、その後を弟のライナーが継いだ。彼の消息は果たして…?

「錬金術師カール=ハインツ」
カタリーナに雇われる錬金術師。彼の作らされている物とは…?

「カール・アデナウア博士」
ハイドリッヒ城お抱えの学者。ライナーが研究費を十分に回してくれないので不満を持っている。

「ウィルヘルム・ハイドリッヒ」
ライナーの従兄弟。

「ギュンター・ハイドリッヒ」
ライナーの弟で治療師。

「ミカエル」
先代伯爵ジークフリートの家臣。

「ロタール」
ハイドリッヒ城の城代。

「ライナー・ハイドリッヒ伯爵」
モルトヴァニアを支配する伯爵にしてバンパイアロード。領民に圧制を布いて苦しめる暴君。村人達をさらっては犠牲にしている。定命の者をはるかに越えた戦闘力の持ち主。彼を倒すには果たして…?

「カタリーナ・ハイドリッヒ」
ライナーの姉で妖しい魅力を持った美女。だが…。

本文サンプル

君は手招きする姿を追って霧の渦巻く外へ出る。それが黒い馬車の御者席に飛び上がるや、客席の扉が開く。馬車馬は期待の余り跳ね上がり、吐く息が寒気の中で湯気となって立ち昇る。君の行動は
首のない御者を攻撃するか? 二〇一へ
馬車に乗り込むか? 一七四へ
馬車を無視して、村人達に城への道を尋ねるか? 一四八へ

三四
君は豪華に飾られたスイートルームに入る。贅沢な装飾の家具、異国の絨毯と敷物、タペストリーと絵画、大量の金の皿、宝石を鋲のように散りばめたゴブレット、デカンタ、その他装飾品など…この部屋は高価な品物であふれている! その中に一人の人間がいる。玉座のようなチーク材の肘掛け椅子の上に革張りクッションの間でゆったりと腰掛けているのは、とても美しく若い女だ。彼女の流れるような黒いカールする髪は肩越しに垂れ、細く非常に青白い顔を引き立てている。彼女は黒いドレスからのぞくエメラルドのブレスレットをはめた腕を上げて君に入ってくるよう手招きする。「最初にノックをするのが礼儀というものよ。まあいいわ、お入り」としゃがれた魅惑的な声でカタリーナ・ハイドリッヒはつぶやく。彼女を攻撃する(七一へ)か、それとも会話をする(三六三へ)か?

九五
手の甲に毛が生え始め、犬歯が下唇を押しのけて伸びる! 心霊点と運点を一点ずつ減らす。君は今や急いで助けを必要としている事に気付く! 冒険記録紙の「獣化病」を「重度の獣化病」に改めよ。君は去り、廊下の突き当たり東にある扉を開ける(三五一へ)か、廊下に沿って南に進む事も出来る(一六六へ)。

一二七
グールの三回目の攻撃が決定打となって君の体が麻痺すると、不快な化け物は肉を食らう為にしゃがみ込んだ。君の冒険は意識のある状態で生きたまま食べられるという恐ろしい終わり方をした!

二二三
突如君は車内で寒気を感じ、目の前にゆっくりと幽霊が姿を現した! 波打つ黒髪と緑の目を持ち、全身に黒と紫の外套をまとった背の高い男のうっすらとした姿が君の向かいで微笑んでいる。「伯爵が君をお待ちだ」と彼は言う。「とは言え、恐れ入るが君の滞在はとても短いものになるだろう」彼は落ち着き払って、横目で馬鹿にした風に微笑み続ける。それから客車が急に揺れて、不気味な幽霊は君に向かって飛び掛ってきた! サイコロを一つ振って出た目に四を足せ。合計が心霊点と同じか小さければ三二一へ。大きければ二七二へ。

二六三
邪術を操る女は微笑み、銀の柄に青い水晶の刃が仕込まれた鋭い短剣を抜く。彼女は非常に素早く君の攻撃をかわしてくるので、倒すのは容易ではない。
バーバン・シー 技術点・九 体力点・九
勝ったらこの場を調べる事が出来る。三二四へ。

三四一
君は、燃え盛るオイルランタンの光が赤いクリスタルレンズで照らし出される豪華な部屋へと入った。黒・深紅・銀の壁掛けが壁面を覆い、他には全く出入口が見当たらない。部屋は豪華なチーク材とクルミ材で調度が整えられ、銀器と大理石が柔らかな光に輝いている。約二〇フィート先にある金の手すりの付いた大理石の階段上にバルコニーがあり、そこには漆黒と深紅の外套に身を包み、燃え上がる目をした黒髪の男が立つ。伯爵だ!…